イラン・イスラム革命の最高指導者ハーメネイ師は、5月の墜落事故で殉職したライースィー前大統領らを追悼する式典で、アメリカの対イラン姿勢について次のように述べました。
ハーメネイ師は、「アメリカが『イランにウラン濃縮を許さない』と言うのは、極めて傲慢な発言だ。誰も他国の許可を待ってはいない。イランには独自の政策があり、それを実行している」と強調しました。
また、アメリカ政府がイランとの直接交渉を求めていることについて、「威圧や誘惑、策略を通じてイランを交渉の場に引きずり出したと主張するためだ。だが、ライースィー氏はそれを許さなかった」と語りました。
さらに、ライースィー政権時代と同様に現在もアメリカとの間接的な交渉が続いているものの、「今も交渉が成功するとは思っていない。何が起きるかはわからない」と述べました。
ハーメネイ師は、アメリカ側の交渉参加者に対し「無意味な発言は慎むべきだ」と警告したうえで、「『イランにウラン濃縮を許さない』というのは、行き過ぎた不遜な発言だ」と重ねて批判しました。
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